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 研究費の流用

 う〜〜む、ひどいもんだこれ。もちろん、本人自身の資質によるところが一番ではあるが、構造的には「科研費補助金の余剰分210万円を厚労省に返還しないよう部下の課長補佐に指示し、マルク社の口座に振り込ませた疑い」にある。
 こんなこと公共事業とか世の中ゴマンとあるに違いないが、厚生労働科学研究というのも「計上された予算は年度内にすべて過不足なく消化しなければならない」という慣例(かな?)があるのだね。だいたいだねぇ、数百万とか数千万という予算に対して、プラスマイナスゼロで使い切れるなんて、ほとんどないわけでしょ?不足にするわけにはいかなりから、どうしても余る方向で。年度末には使い切る帳尻あわせで大変なわけだ。1円切手をたくさん買ったり、それがダメとなれば2円のクリップを大量に買ったり。

 「余りました」って素直に返せるシステムにしないと。国民の税金なんですぜ、これ。

 「余ったお金どうしよう」「じゃ、しってる企業を通して(通したことにして)」それで帳尻合わせって。これだから汚職の温床になる。

 この年度末、各研究者とその会計担当者は困っているに違いない、「素直に返すべきか、使い切るべきか}と。使い切るように指導してきた厚労省にも問題があるのだがね。

 しかし、上で逮捕された人.......たかだか210万ですか.........そりゃちょっとみみっちぃ

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