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初夢

 2日の晩には夢を見た記憶がないので昨夜の夢を初夢とする。

 出張で東京・品川に投宿している。会議が終わって地下駐車場に停めている車(飛行機で行っているから自家用車であるはずはないのだが)に向かおうとエレベーターに乗る。

 するとそのエレベーターが点検中だか修理中だかで3人ほど作業服の男性が内部にいる。半兵衛父が乗り込むとドアが閉まり、突然エレベーターが動き出す。何と垂直方向ではなく、水平方向に。それもかなりの猛速で。

 作業服の男に尋ねると、故障したエレベーターのボックスを工場で修理するために今向かっているのだと。飛行機に乗り遅れてしまうから困ると伝えるが、できないとのこと。

 そうやら着いたところは池袋のよう。時刻はすでに17時近く。あぁ、最終便に間に合わない。と悲嘆に暮れる半兵衛父。

 シュールな展開なのだが、ここで乗るはずだった便の早割代が無駄になったこと、宿泊費が余計に嵩むこと、翌日正規料金で飛行機に乗らなければならないことなど妙にリアルにせこく計算してしまう。器が小さいなぁ。次にやっと仕事の心配。あぁ、始発便でも仕事に間に合わないどーしょーと困り果てているところで目が覚めた。

 一つ一つのエピソードは「あり得る」「ありそう」なんだけど、エレベータの水平移動は斬新でした。

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