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 本が届く

 先日、絶版になっていたのでAmazonのユーズドで頼んでいた本が届いた。価格1円、送料340円也。
 なだいなだの「片目の哲学」という本。「哲学」ってタイトルにあっても、スペイン語の "nada y nada"(何もなくて、何もない)をペンネームにする精神科医のことだ、堅苦しい話は出てこない。半兵衛父が中学後半か高校前半で読んだときは角川文庫版だったが、途中から筑摩書房に変わったようだ。届いたのはちくま文庫版。引越を重ねるウチに散逸したか、「(中味の)軽い本」ということで早々に見切ったのだったか。今はずっと手元に置いておくべきだったと、プチ後悔。

 今回、ある数行をどうしても読みたくて再入手。前回3人の娘に宛てたと書いたが、4人でした。m(__)m
 以下、引用

 <アア、人間は、いかに愚か。結婚の相手に求める条件は、などと質問すれば、
「健康な人」
 なんて答えが、きまって返って来る。パパなら、逆に『病気になったときに、やさしくしてくれる人』と言うことを条件にするだろう。お前達も、この点だけは、パパを真似しても決して間違いない。『健康な人」を求める人間は、エゴイズムのかたまりみたいな人間にちがいない。夫があるいは妻が病気になったら、きっと邪魔もの扱いする人間だ。そのような人間とは間違っても結婚するな。>

 このブログを読む人に妙齢の独身女性はおるまいが、もしいたら、「容姿は二の次、健康でありさえすれば」なんて言ってくる男性はよしなさい。容姿も経済力も健康もたいした問題ではないのだよ。(問題としたい人はすればよい)いろんな家族をみてきたが、なだいなだの言っていることは正論である。世の中に流布されている、もっともらしい価値観に惑わされるな。

 1980年だったかな、学園祭になだいなだ氏に講演を依頼した。タイトルは「こころの底をのぞいたら」だったかな。えらく好評だったのを覚えてる。翌年公演した○辺アイルケ淳一氏は不評で雲泥の差だったな。

 外国(?)からのスパムが多く、コメントを認証制にさせていただきました。ご面倒おかけしますがよろしくお願い申し上げます。

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