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2006年10月22日

満足と不満足

 ベルギー王立美術館展を見てきました。同美術館所蔵の2万点の中から109点が公開されています。16世紀から近代までの400年を辿っています。今回の目玉は何と言ってもブリューゲルの「イカロスの墜落」でしょう。20061022.jpg
現存する油彩は40点程度だそうですから貴重といえば貴重。真贋論争もあるそうですが、大ブリューゲルその人の作品と思っていましょう。以前に見た「ベツレヘムの嬰児虐殺」も「一世あるいは二世作」というハッキリしないもので、目の黒いうちに本物を見ておきたい。それには、ウィーンの美術史美術館を訪ねなければ。ここにはブリューゲルの全作品の4分の1が収蔵されているのでね。
 デルヴォー、マグリット、クノップフは言うに及ばず、他にもスピリアールト、ヌンク、デルヴィル、など半兵衛父好みの作家がたくさん出品されていて、満足、満足。

 でもねぇ、400年を109点でっていうのはちょっと無理ですよね。油彩はそのうち60数点だったし........幕の内弁当的で、「ふぅ、もうお腹いっぱいです」という感じ。

 もっと不満足なのは人の多さ。半兵衛父もその中の一人を構成していたわけだけれど、まぁ、いるわいるわ。土曜の午後に行ったのも失敗だったね。絵を見てる視野の中に必ず、人の後ろ姿が入ってしまうという........需要が多いとどうしてもああなっちゃうんだろう。巡回展で地方の美術館でゆっくり見るのがいいなぁ、やっぱり。

 気を取り直して、すぐ近くの上野の森美術館に「ダリ回顧展」を見に行ったら、すっごい行列で入館まで「45分待ち」とのこと。そんなに待ったら閉館時刻が近くなるので、翌日の朝イチに見ることに計画を変更。

 でも、結局、朝イチで行っても人がすぐ混んで、また頭越しに見るハメになるんだろうなぁと考えたら、行く気が失せた。(あ、けして土曜の晩に飲んでそれで次の日、行きたくなくなったわけぢゃありませんぜ)

2006年10月20日

 ひさびさの

 アップです。ウィークリーはおろかマンスリーですな、これじゃ。

 10月15日に我が家の3女、「たまづさ」が上総(かずさ)のこふじまるみだ家からやって来ました。先住猫のかずさともワン族とも最初から馴染んでいます。人なつっこいところもあって、ひょいと膝や肩に飛び乗ってくるんだから。いやぁ〜、もう、可愛いの何のって。

 100gにも満たない乳児から献身的に育ててくださった、こふじまるみだ夫妻に感謝です。m(__)m ご心配でしょうが、大事に大事に育てますからね〜

 名前の由来は前々回の(いつだ?笑)のblogに記したとおり。ま、ピンと閃いたってやつですね。決めてからの後付けの理由は「意外と女の子らしい名前」「『たま』はニャンコの定番でしょう」「先住犬、先住猫と名前の出だしがかぶらない」「猫族で脚韻(ずさ、づさ)を踏んでいる!!」なんてところでしょうか。

 今日、(あぁ、もう昨日か)仕事を終えて最終便で東京へ。東京の宿から書いてます。この1ヶ月で東京2回、大阪1回の出張です。ま、自分でチョイスして来てるんですけど.........今回は私費で来てるので土曜あたりはちょっと抜けて美術館でも見てこようかと。上野でダリとベルギー王立美術館をやってるし、世田谷ではアンリ・ルソーをやってるし。いいねぇ、首都圏は、ちょっとうらやましく思うよ。

 でも、たまに来るから良く思うんだろうね。今の住環境に勝りはしない。