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 地理のお勉強 1

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 地名で「上」「中」「下」とつく場合、だいたいが北から南に向かってその順番に並んでいるよね。地図自体が北を上にしているから、まぁ、頷ける話ではある。(何故、北を上にするかは、これまた大問題を含んでいるので、ここでは自明のこととしてすっ飛ばして進めていきます)

 身近なところを思い起こしてください。そうなっているでしょう?半兵衛家の近くでみても「上士幌」「士幌(中士幌)」「下士幌」と北から並んでいる。前2者は独立した町だが、3番目は「音更町下士幌」だ。「下」という字がちょっと差別的に扱われているフシを感じないでもない。

 今や全国区のフラノに至っては「上富良野」「中富良野」「富良野」ときて次が「南富良野」となっている。やっぱりねぇ。「下フラノ」ってカコよくないかも?

 ここからが本題。日本には来たから順に「上・中・下」になっていないところもあるんですね。

 例えば新潟県。出張で長岡まで行ったときのこと。新潟市で新幹線に乗って長岡市へ。新潟市が下越地方で、長岡市が中越地方なんだとか。え?北から南へ、「下」「中」「上」って並んでいるの?ってちらっと頭をかすめて、忘却の彼方へ。仕事を済ませた後、新潟市へ戻り、日本で初の地ビールを堪能したのでした。

 その昔、「京(みやこ)」から近い順に「上・中・下」となったそうで、それにあてはまるのが新潟県の「上越・中越・下越」ってわけだ。

 「上総」「下総」もこの例に当てはまるわけだ。ん?「何て読むの?」「どこにあるの?」って?それから「上総の方が京から遠いじゃないか」って?

 続きはまた明日。

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