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2010年01月08日

アナログレコード

 同年代の諸兄諸姉で、もう何年もターンテーブルに乗ったことはなく、これからもその可能性は極めて低いというレコードを所蔵されている方、多くないですか?

 半兵衛父もそういうレコードがレコード棚(単なるカラーボックスですが)に、横並びで2m分くらいは残っている。大分処分はしてきたのだけれど。

 今後もプレーヤーにかける機会は無いだろうし、場所をとるだけなので思い切って処分することに。

 残っている大半は70年代のブリティッシュ&;アメリカン・ロック。高校時代が主なので、当時はインターネットもなく、情報も少なかったので、だいたいはメジャーバンドで、レコード自体の希少価値などはほとんどなし。

 いったいレコードはゴミの分別では何に属するのか?やっぱり燃えないゴミかなぁ?

 などと思案していたところ、10才ほど下の知人にその話をしたら、「それなら売って下さい」と。もとより某かの対価を期待することなど毛頭無かったし、仕事上の絡みもある知人なので気を使ってくれている可能性もあり、「収納に困るようになってきたので、タダでももらってくれればありがたい」と伝え、双方合意に。めでたしめでたし。

 
 「レコードをすり切れるほど聴く」という表現があったけれど、本当にそうだったよなぁ。86年ころからCDが台頭し、レコードに取って代わり、CDも随分購入し続けた(し続けている)けれど、そのCDだってハードディスクに落とすと後は棚に鎮座ましましているといった状態。(このCDがまた、部屋の2面を覆い、どうにかしなくてはならなくなりつつある)

 音源は増え続けiTunesをみると5万曲に近いけど、のんびり聴くといった余裕など皆無。

 おこずかいをやり繰りし、レコードをレジまで持って行こうかどうしようか逡巡し、ええぃ、ままょと買って、何度も何度も聞き込んだあの頃の方が、音楽の聴き方としては豊かだったように思う。